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芳澤農園
芳澤幸雄 卓子
園主 芳澤幸雄は、卒業後農業を開始する際に有機へ道を歩みました。
きっかけは、有吉佐和子著の「複合汚染」です。
今から30年前ほどより、有機農業運動が開始されていましたが、
30年たち結果、依然としてマーケットは大都市部の意欲ある消費者だけであり、在住している地方都市での広がりがかなわずにいる状態です。2011年に東日本大震災でのネット販売の需要が一時的に増加しましたが、ほとぼり冷めてしまいました。
これまで有機栽培への思い込みで、虫がつくのは仕方ない、収量が少なくても仕方ないという思い込みがありました。有機=安心、安全というフレーズだけが独り歩きしていました。本当に大切なことは、生産者自身が植物の成長過程を理解し、植物の栄養状態や圃場の状態を知ることです。そして、土壌分析、施肥設計を行うことにより科学的データを蓄積させ、微調整を繰り返しながら、自らの施肥体系を確立することだと考えます。それがBLOF理論です。
この栽培技術で、作物本来の力を取り戻すことができます。
作物の繊維づくりや細胞づくりが正常に行われ、耐病害虫に優れた高品質、高収量の作物を栽培することができます。
BLOF理論、ネットでみると各地に報告など興味深いです。
近年、世界中に広がる急激な気象現象、日本はまだ降雨があるからましです。
そして、日本は四季があり、土壌も多様、海に囲まれ世界では希有な国土です。
その重要性を認識し、感謝していきたいと思います。
そして、いい映画など芸術に触れて感動すると同じように食べて感動、幸せになる気分になるような野菜を作って行きたいと思います。
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